出張で、用事で、高知市を訪れるけど観光地に行く時間はない…。
そんな方に、ほんの少し「穏やかな南国・高知市」を感じていただける場所をご案内します。
もちろん、がっつり高知トラベルを楽しむ!という方にもおすすめです。
(「橋」散歩と銘打っていますが、珍しい橋を見に行くわけではありませんので、あらかじめご了承ください。)
穏やかな南国・高知市
はじめまして。
高知市に住み始めて数年、日々温暖な気候をありがたく感じながら暮らしています。
かつて、こちらも温暖な瀬戸内側に暮らしていた筆者ですが、高知市の暖かさは格別だと感じます。
もう一つ、高知市は穏やかでもあります。
台風が来るのに穏やかなの?と思われるかもしれませんが、穏やかなのは町の風景の方です。台風は来ます。
ほどよく都会な町には路面電車が行き交い、店で食事を楽しむ人、犬の散歩をする人、立ち話に花を咲かせる人など、どこかゆったりとした風景があります。
高知市を訪れた際には、ぜひこのような「穏やかな南国」を体感してください。
とっても広い高知県
「高知」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。カツオのたたきやお酒などのグルメ、よさこい、観光地なら桂浜、足摺岬、海・川・山のアクティビティなどなど、楽しめるものはたくさんあります。最近なら、むろと廃校水族館や牧野植物園といった場所も知られているのではないでしょうか。
ですが、実は高知県はとっても広く、全部回るのはなかなか大変です。例えば高知市(はりまや橋)から室戸岬までは、Google マップによると、車で2時間弱くらいかかります。
室戸岬はやや極端でしたが、高知県、ひいては四国を初めて訪れる方には、意外な広さを感じていただけたのではないでしょうか。
桂浜なら高知市内だから近い…のですが、それでも意外と時間がかかります。同じくGoogle マップによると、車で30分弱くらいです。
現地で観光する時間をどれくらい取るかにもよりますが、移動時間はなかなか短縮できません。
観光に時間を取れればそれが良いのですが、なかなかそうもいかないこともあると思います。
ということで、少しの時間で行ける、穏やかな南国・高知市を感じていただける場所を3つご紹介します。
3つの「橋」散歩
いよいよ本題に入ります。高知市の中心部にある3つの橋をご紹介します。
まずはこちら。
①はりまや橋

この赤い橋はご存じの方も多いのではないでしょうか。
とても小さな橋ですが、高知といえばはりまや橋を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。有名な橋なので、休日には観光の方がたくさんいらっしゃいます。外国から来られたと思しき方も珍しくありません。
橋そのものの解説は県の観光サイトなどに譲るとして、ここでは、はりまや橋の場所についてご紹介します。
地図をご覧ください。
はりまや橋はまさしく高知市街地の中心というべき場所にあり、周辺にはホテルや飲食店、お土産屋さんなどがいくつも並んでいます。出張などで来られた方なども、少し足を延ばせば見に行ける場所ではないでしょうか。
空港連絡バスや路面電車からも見える場所にあるため、移動する車窓から見ることもできます(でも一瞬です)。
街中でアクセス良好な場所ですので、少しの時間で、移動する車内からなど、気軽に見られる観光地です。
続いてはこちら。
②高知橋

高知橋は、JR高知駅から南へ徒歩5分くらいの場所にあります。
はりまや橋と異なりごく普通の橋なのですが、ご覧いただきたいのは橋からの景色です。


この街中に、見上げるような高い並木、そして青い空!
一目見れば、気分はもう常夏の南国です。
高知市の中心部ではありますが、橋の上に立つことで開放的な景色を楽しむことができます。橋自体の高さが低いこともあり、見上げた時の迫力も格別です。

高知橋には、路面電車の停留所もあります。
お客さんがいれば停車しますので、その際は窓からの景色を見てみてください。
最後はこちら。
③潮江橋

潮江橋は、はりまや橋から南へ徒歩5分くらいの場所にあります。高知橋よりも高く、長い橋です。
写真からもおわかりいただけるように、装飾が特徴的な橋でもあります。この写真は夕方に撮影したものなので、ライトアップされてとてもおしゃれに見えます。
夕方の写真ということで、私がおすすめしたいのは、橋の上から見る夕景です。

高知市の中心部でありながら、広い川幅のおかげで、視界いっぱいの夕焼けを楽しむことができます。
この画像を撮影したのは、日の入り時刻の5分後くらいでした。(筆者は、時刻は国立天文台のホームページで調べました。)
この日は空の低いところに雲があったので、完全に晴れていればもう少し明るかったかもしれません。季節によっても変わると思われます。
また、潮江橋も路面電車が通っています。観光ルートからは少し外れるかもしれませんが、路面電車の車内からも景色を楽しめます。
これら3つの橋は、いずれも地元の人が普通に行き交う場所です。特にはりまや橋は町の中心地ですので、地元の人も観光客の方もたくさんいらっしゃいます。橋からの景色を眺めながら、時折聞こえてくる土佐弁や走りゆく路面電車の音、暖かな空気、青く広い空など、穏やかな南国・高知市の日常を感じてみてください。
ただし、特に通勤通学の時間は人や自転車が数多く通りますので、観光の際はご注意ください。
アクセス
今回ご紹介した橋は、北から②高知橋→①はりまや橋→③潮江橋の順にあります。
高知駅から目の前の道を路面電車に沿って歩くと、順番に巡っていくことができます。Google マップによると、高知駅から潮江橋までは徒歩で20分くらいのようです。
徒歩は大変…という方は、高知駅前から桟橋方面の路面電車に乗ると、徒歩と同じように順番に巡っていくことができます。
もちろん、すべて巡るのではなく、ちょうどよいどれかだけ、車窓から眺めるだけでも楽しめると思います。
移動の途中の車内から、ホテルに向かう道すがら、朝の散歩になど、プランに合わせてお楽しみください。
ご覧いただきありがとうございました。



コメント