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16.高知で遠出がしたい人必見!北川村モネの庭「マルモッタン」へ行こう!

目次

高知で“ちょっと特別な遠出”をしたいあなたへ

「高知に住み始めてしばらく経ったけど、あまり出かけないなあ」「休日、日帰りでどこか遠出したい」「自然も芸術も楽しめるスポットが知りたい」そんなあなたにぴったりなのが、北川村モネの庭「マルモッタン」。この記事では、印象派の巨匠『クロード・モネ』の大ファンである県外出身女子大生が、マルモッタンの魅力を紹介!

北川村モネの庭「マルモッタン」とは?

 1990年代、高知県東部に位置する北川村は、過疎と高齢化に悩まされていました。地域活性化の種になればと、村内に特産品である柚子を活用したワイナリーを誘致する計画が進行していたものの、難航し結果的にワイナリー事業は大幅に縮小。用意していた大規模な土地の活用法を模索することに。
 ワインからフランスへと構想が広がり、フランスの代表的画家、といえば、浮世絵などの日本文化にも親しんだ印象派画家クロード・モネ。
 モネは生前、車窓から見たフランス・ジヴェルニーの景色に一目ぼれし、43年間、ジヴェルニーで庭づくりと創作活動を行いながら暮らしたとされています。モネは、庭について次のような言葉を残してます。

「私の庭は、私の最も美しい傑作だ。」
「私には花が必要だ。いつも、いつでも。」

 このように、モネにとって庭とは、芸術のインスピレーションの源とも、彼自身の作品そのものとも言えるほど、庭づくりを愛していたのです。

 ジヴェルニーのモネの庭の存在を知った北川村は、ジヴェルニーへ担当者を体当たり的に派遣することを決断。結果的にモネ財団は北川村への協力を了承。担当者たちは幾度も海を越え庭づくりを学び、1999年、世界で二つ目の「モネの庭」の名をもらい受け、翌年、北川村モネの庭「マルモッタン」開園にこぎ着けたのです。

モネの庭の魅力とは?

1.モネの悲願「青い睡蓮」

 モネは生前、「青い睡蓮」に憧れ、何度も生育を試みました。しかし、この花は熱帯性であり、冷涼なジヴェルニーでは咲かせることは最期まで叶いませんでした。この花への強い憧れから、モネは「青い睡蓮」という作品を描き残しています。
 温暖な高知県北川村では、そんな彼の夢であった青い睡蓮の生育が実現しており、7月から10月下旬まで見ることができます。本家モネの庭と違う場所にある、もう一つの「モネの庭」だからこその醍醐味だと言えるでしょう。

2.四季によって異なる花々

 モネの庭では、本家モネの庭から厳密に花の色の割合を定められていますが、花の種類に関しては庭師たちに一任されています。プロの庭師によって選定された見ごろの花を時期ごとに揃えており、年中きれいな花々が咲き誇っています。初めて訪れる人はもちろん、何度見に行っても新しい景色が見られるという点も、リピーターにとっては嬉しいですね。
 ちなみに、モネの庭では雑草も景観の一部として、綺麗なものはあえて残すことで、自然そのままの美しさを表現しているそうです。さらに、睡蓮は管理を怠ると葉が水面を覆ってしまうため、一週間に一回、庭師が池に入り、手入れ作業を行います。まさにプロの技。

3.モネの感性に触れられる

 モネの庭は、画家クロード・モネが愛した光と色の世界を再現した庭園です。池に映る睡蓮や、季節ごとに表情を変える花々を眺めていると、まるでモネの目を通して自然を見ているような感覚になります。時間や天候によって移ろう光や緑に、モネが描き続けた花々の美しさを感じられるのも魅力の一つです。また、園内の「水の庭」エリアには、モネが愛した日本文化にちなんだ「太鼓橋」もあります。
 モネの庭は、絵画の中を歩くように、モネの感性にそっと触れられる場所です。

景色だけじゃない!北川村モネの庭「マルモッタン」のグルメ

 モネの庭では景色だけではなく、レストランや少し休憩できるカフェもあるのも魅力です。私が訪れた2店舗を紹介します。

リヴィエラの小屋

 このカフェはモネが訪れた北イタリアのリヴィエラ海岸にあるボルディゲラの町をモチーフにしたエリアに位置しており、アイスクリームやかき氷、ドリンクなど、休憩にはもってこいの食べ物が販売されています。店内は外と吹き抜けになっていたり、モネの絵やグッズが展示されていたりと、景色を楽しみながら鑑賞できる点も魅力です。私はオリジナルドリンク「青空ソーダ」を注文。

カフェ モネの家

このお店では、高知県の特産品を使ったランチや、限定スイーツが食べられます。テラス席も用意されており、高所の絶景を楽しみながらいただきます。ここでは、モネの庭25周年限定メニュー「クリームチーズのムース~青い睡蓮~」とダージリンティーを注文。

この料理はお皿を真っ白なキャンパスに、バタフライピージュレを青い睡蓮に見立てて再現されており、味はもちろん見た目も楽しめる一品です。クリームチーズと紅茶の相性は抜群!おすすめの組み合わせです。

週末は、モネの世界を旅してみませんか?

北川村モネの庭「マルモッタン」は、まるで絵の中を歩いているような気分になれる場所。
季節ごとに咲く花を眺め歩き、少し疲れたらカフェでひと息つく。そんな贅沢な時間が過ごせます。
ドライブがてら出かければ、きっと特別な一日になるはずです。
ぜひ、“モネの世界”で癒しのひとときを。

アクセス

北川村「モネの庭」 マルモッタン
tel:0887-32-1233 fax:0887-32-1243  〒781-6441 高知県安芸郡北川村野友甲1100番地

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