高知で生まれた植物博士
皆さんは『らんまん』を見ましたか?
連続テレビ小説『らんまん』の放送をきっかけに、高知県に関心を持つ人が年々増えています。『らんまん』は牧野富太郎の人生をモデルとして誕生したオリジナルストーリーです。神木隆之介や浜辺美波など名だたる俳優たちが出演しているらしいです…。私は一人暮らしを始める頃に、テレビを購入しなかったので『らんまん』を一度も見たことがないです。もちろん牧野富太郎という人物についての知識もゼロです。
そんな私が牧野植物園について調べ、それに関する情報を発信したいと思っています。この記事を見て「植物に詳しくなくても楽しめるんだ」とか「牧野植物園っていいとこだな」と感じてもらいたいです。そして、私自身や皆さんが牧野植物園を訪れた時にこの記事に書いた情報が少しでも役立てばいいなと思います。
牧野植物園ってどんなところ?
まずは牧野植物園がどこにあるのか、どのようなところなのかなどについて伝えたいと思います。
公式ホームページによると、牧野植物園は高知の五台山に位置していて、はりまや橋から車で約20分、JR高知駅からは周遊観光バスMY遊バスで約30分の場所にあります。開園時間は9:00~17:00で、大学生にとっては授業の空きコマや休日にふらっと立ち寄るのにぴったりな時間となっています。すでに牧野植物園に行きたくなっている人のために基本情報を載せておきます。
開園時間 9:00~17:00 (16:30に最終入園)
住所 高知市五台山4200-6
入園料 一般850円(高校生以下は無料)
団体750円(70名以上)
休園日 年末年始 12/27~1/1
※ メンテナンス休園もあるので注意!
牧野植物園は、高知が生んだ「日本の植物分類学の父」牧野富太郎博士の業績を称えるため、牧野博士逝去の翌年1958年に開園されました。園内では博士にゆかりのある野生植物や園芸植物など3,000種類以上の植物が生い茂っています。この記事に用いるすべての写真は、母が牧野植物園を訪れた時のものです。
牧野博士が愛した植物 TOP3

続いて、牧野博士にゆかりのある植物を一部紹介します。(上の写真はバイカオウレンです)
まずは桜。牧野博士は1,500種類もの植物を命名したとされていて、その中でも特に注目を浴びているのが桜です。牧野博士はセンダイヤ桜という植物を発見し、命名しました。高知県高知市の仙台屋という店の庭で発見したため、その名前がついたとされています。また、牧野博士は「日本を桜の国にしなければ」と語っていたそうです。その思いを受け継ぐかのように、約40種類もの桜が園内を彩ります。
次に、ジョウロウホトトギスという花を紹介します。名前を聞くと「え、鳥??」と思う人も多いでしょう。ジョウロウホトトギスは高知県の固有種で、9月、10月に開花します。牧野博士はこの花を上臈(宮中に仕える貴婦人)に例えて和名をつけました。この花の花言葉は「あなたの声が聞きたくて」です。花言葉まで素敵ですね。
最後に、バイカオウレンという花を紹介します。バイカオウレンは、早春を告げる花として知られています。可憐な見た目をしており、牧野博士は土佐の野山に咲いていたこの花を幼少期から気に入っていたそうです。12月中旬~2月中旬に見ごろを迎えます。
以上の3つが牧野博士にゆかりのある代表的な植物たちです。気になった植物は調べてみてください。また、来園の際はぜひ見てみてほしいです。
見どころいっぱい!ベストシーズン紹介

季節によって見ごろの植物は異なります。見たい植物に合わせて来園したり、どんな植物を見られるかお楽しみで来園したり…。来園時期を工夫することは植物園を訪れる一つの楽しみだと思います。
今回は季節ごとに見どころの草花をほんのりざっと紹介したいと思います。
サクラやツツジ、ショウブなど…色とりどりな花を楽しみたい方は3月~5月の来園がおすすめです。特にサクラは牧野植物園で約40種類も見られるそうです。サクラが40種類以上もあったのが驚きですよね。他にもジンチョウゲやヤマボウシなど、一度は名前を聞いたことがあるけれど見た目が思い浮かばないような草木も多く見ることができます。
カラフルな花も、新緑も楽しみたいわんぱくな方は6月~8月の来園がおすすめです。夏に見どころの草木は面白い名前のものが多いなという印象があります。たとえば、キバナノセッコクやビロードムラサキなどがあります。つい言いたくなるような魅力的な名前ですよね。
小さい花や紅葉をのんびり楽しみたい方は9月~11月の来園がおすすめです。特に見てほしいのはダイサギソウという植物です。白い鳥が羽ばたいているような形の、一目見たら忘れないフォルムをしています。他に紅葉も見ることができます。紅葉を見たら秋が来た!!って感じがしますよね。園内のこんこん山広場にはシンボルツリーであるヌマスギの木の紅葉を見ることができます。
寒い時期に桜や白い草花を眺めたい方は12月~2月の来園がおすすめです。個人的には、リュウキュウアセビとカンヒザクラという植物を見てみたいです。どちらも主に沖縄に生息する植物で、普段の生活で見かけることがないような不思議な形をしています。
園内人気スポット!
次に、園内の人気スポットを紹介します。

ここは温室の「みどりの塔」と呼ばれる場所です。この場所に来ると、大木の中で見上げているような気分になれるそうです。天気がいい日には上から日光が差し込み、異世界を訪れたような風景を眺めることができます。牧野植物園を一度でも訪れた経験のある人は印象に残っていることでしょう。
続いて…

写真にある通り、園内では牧野植物園のオリジナル商品であるブレンドティーも味わうことができます。園内のボタニカルショップ nonoca やレストラン アルブルで取り扱いがあります。パッケージもおしゃれなので、プレゼントやお土産にもぴったりです。ぜひ購入してみてください。
まとめ
植物の名前をたくさん書いたので、カタカナを読むのが苦手な人は疲れたかもしれません。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
牧野植物園には多種多様な植物以外にも風景や紅茶、グッズなどなど魅力がたっくさんあります。ぜひ一度は足を運んでみてください。行きたくなった人のために、最後にもう一度基本情報を載せておきます。
開園時間 9:00~17:00 (16:30に最終入園)
住所 高知市五台山4200-6
入園料 一般850円(高校生以下は無料)
団体750円(70名以上)
休園日 年末年始 12/27~1/1
※ メンテナンス休園もあるので注意!
それでは Have a nice day!
#高知トラベル




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