こんにちは。
皆さんは、四国カルストを知っていますか? または、行ったことはありますか?
今回、私は四国カルストを実際に訪れてきました。
この記事では、四国カルストに行って感じたことを写真とともに紹介していこうと思います!
行くまでがすでに冒険
高知と愛媛の県境にある、標高約1,400メートルの高原 ーー それが「四国カルスト」です。
日本三大カルストの一つとして知られ、石灰岩が長い年月をかけて風や雨に削られた大地は、まるで白い波が連なるような独特の景観をつくり出しています。
晴れた日には、視界の先に雲海が広がり、まるで空の上を歩いているような感覚になります。その雄大な景色から、「天空の道」とも呼ばれています。
「四国カルスト公園縦断線」は、絶景を楽しみながらドライブできる人気のルートです。
しかし、道幅は軽自動車一台分で、対向車が来たらおわり。
ーーこれが、”四国カルスト”に行くということらしい。
それでも、そんな緊張感のある道の先には、まるで別世界にたどり着いたかのような美しい風景が待っていました。
高知市内から四国カルストまではおよそ二時間。
山道を登るにつれて空気はひんやりと澄み、次第に木々の間から見える景色が変わっていきました。
たどり着いたら別世界?!
長い長い道を走った先にはいままでとは全く違う光景が目の前に広がっていました。
到着してすぐに見えるここからの景色は絶景でした。
どこを撮っても写真映えするし、何より空気が澄んでいて、深呼吸をすると体の中まできれいになるような感覚がありました。

高原を吹き抜ける風はひんやりとして気持ちよく、真夏とは思えないほどの涼しさでした。
空の青と山の緑が美しく、すごく癒されました。
長い道のりを超えた先には、それ以上の景色と、ちょっとした達成感が待っていました。
道は険しくても何度でもこの景色を見に行きたいと思える場所でした。
ここが、県と県のあいだ。
四国カルストといえば牛と県境!
~まず先に県境を紹介~
下の写真が、高知県と愛媛県の県境の写真です。
高知県と愛媛県を同時に感じられるスポットとして人気で、フォトスポットとしてもよく知られています。


立っている場所の左足は高知、右足は愛媛。「今、自分は二つの県にいるんだ」と思うと、なんだか不思議な気分になります。
風の流れも、空の青さも同じなのに、線を挟むだけで県が変わる。
県と県のあいだ。だけど、空はひとつ。
そう思うと、境界って意外とあいまいで、どこか人の作った区切りなんだなと感じました。
ちょっとした場所なのに、旅の途中で立ち止まりたくなるような、そんな魅力がこの県境にはあります。
まるでスイス!?
四国カルストは、”日本のスイス”とも称されるほど、雄大でどこか異国のような雰囲気を持つ場所です。
なかでも、県立自然公園四国カルスト内にある「姫鶴牧場(めづるぼくじょう)」は、この地の魅力をもっとも感じられる場所のひとつです。
ここでは、めったに見ることのできないのどかな放牧風景を見ることができます。
青空の下、当たり前かのように自由に歩き回る牛たちの姿は、まるで日本にいるとは思えない景色でした。

広い草原の真ん中で、牛たちはゆっくりと草を食べていました。
風が吹いても、車が通っても、まったく動じることはありません。
その落ち着いた様子を見ていると、時間の流れがゆっくりになっていくような気分になります。
四国カルストの風景は、ただ美しいだけではなく、そこに流れる時間そのものが特別です。
普段の忙しい生活を少しの間忘れて、自然の中で深呼吸できる。ーーそれが、この場所の一番の魅力だと思いました。
まとめ:地獄を超えた人にしか見えない天国
行くまでは本当に大変でした。
けれど、一度あの景色と空気に触れると、不思議とまた行きたくなってしまいます。
思い出すだけで心が少し軽くなる、そんな場所でした。
四国カルストでは、時間の流れがゆっくりと感じられます。
草原を渡る風の音、遠くで鳴く牛の声、夕日に染まる空ーーどれもが心に残りました。
普段、スマホや人混みに囲まれて過ごしている自分にとって、ここで過ごした数時間はまるで”リセットの時間”のようでした。
四国カルストを訪れるのに最適な時期は、春から初秋にかけてです。
特に5月から8月が晴れた日が多く、自然の絶景を楽しむことができます。
冬は積雪や凍結で通行止めになることもあるため、訪れる際には注意が必要です。
晴れた穏やかな気候の時期に、ぜひ四国一度、四国カルストの絶景を体感してみてください!
以上、「高知トラベル」がお届けする、”四国カルスト、行くのが地獄。でも着いたら天国。”な四国カルストの旅でした。


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