この高知トラベルでは、高知県の県庁所在地・高知市にスポットを当てて、県外出身の私が実際に高知市の街を歩いて見つけた”高知らしい場所”を紹介します。
「高知市に来たけれどどこに行けばいいのかわからない」「どんな場所があるのかわからない」「もっと高知市の魅力を知りたい」
そんな方に向けて、高知市に来たらぜひ訪れてほしいおすすめの場所を3か所ピックアップしました。
ひろめ市場
1か所目は「ひろめ市場」です。

高知市の中心にあるひろめ市場は食と交流の場所として県内外の人々から愛されています。
ひろめ市場は「お城下広場」、「自由広場」、「龍馬通り」、「いごっそう横丁」、「はいから横丁」、「乙女小路」、「ぎっちり日曜市」の7ブロックから成ります。
市場の中にたくさんのテーブルと椅子が並べられており、お店で自分の好きなものを買ってきて、好きな場所で食べるという自由なスタイルです。また食べ終わったら食器などは自分で返しに行かずに、テーブルにまとめておくことでスタッフの方が回収してくれます。
ひろめ市場には高知の名物であるカツオのたたきはもちろん、鍋焼きラーメン、海鮮料理、肉料理、スイーツなど様々なグルメが勢ぞろいしています。
またグルメのほかにも雑貨屋や洋服屋、お土産屋もあるためショッピングも楽しみながら、高知の文化を感じることができます。
しかしひろめ市場でできることはこれだけではありません。人と人との距離が近く、「高知らしさ」を実感でき、高知の人々の温かさを再認識できます。
朝から夜までにぎわい、地元の人も県外から来た人も一緒に肩を並べて楽しめるひろめ市場。
食べて、飲んで、見て、語って、ここでしか味わえない時間をひろめ市場で過ごしてみてはいかがでしょうか。
〈ひろめ市場営業時間〉月~土:10時~23時、日:9時~23時
高知城
2か所目は「高知城」です。

高知の街の中心にそびえる高知城。
高知城は高知の歴史と文化を今に伝える歴史スポットです。
高知城は関ケ原の戦いでの功績によって山内一豊が1601年に築城を開始し、1611年に完成しました。城の中で最も中心に位置する重要な区間である、本丸の建物群が全て現存するのは高知城だけあり、江戸時代当時の生活や文化を感じることができます。
また天守から見渡す高知の街並みや海は、訪れた人々の心を惹きつけるような光景です。
春には桜、秋には紅葉が彩り、季節によって変わる様々な姿の高知城を見ることができます。そして夜の高知城はライトアップされており、昼とはまた違った幻想的な雰囲気を楽しめます。
自然災害や太平洋戦争など、幾度となく襲った危機を乗り越え、「南海道随一の名城」と呼ばれる高知城。ぜひ高知城を一度訪れてみて、心に残るひと時を味わってみてください。
〈高知城天守・懐徳館開館時間〉9時~17時(最終入館16時30分まで)
〈休館日〉12月26日~1月1日
帯屋町商店街
3か所目は「帯屋町商店街」です。

帯屋町商店街は壱番街、帯屋町1丁目・2丁目、大橋通りからなる全長約650mの高知県最大のアーケード街です。
高知の中心市街地の中でも特ににぎやかで、地元の人の暮らしや観光の両方を楽しめる場所となっていて平日休日問わず、たくさんの人が訪れる場所です。
飲食店や衣料品店、雑貨店などが並ぶ一方で、昔ながらの老舗の和菓子屋なども健在しており、様々な店が軒を連ねています。
昼はショッピング、夜は飲み歩きと、時間帯によって表情を変えるこの通りは、高知の”今”を感じられる街歩きスポットです。アーケード付きであるため、雨の日も快適に過ごすことができるというところもおすすめする理由の1つです。
また、高知県を代表する伝統的な祭りである「よさこい祭り」が開催される8月上旬ごろには、この帯屋町商店街は祭りの舞台となります。鳴子の音や音楽が響き渡り、踊り子たちの躍動感あふれる踊りと観客の笑顔で商店街全体が華やかに彩られます。
どの年代の人でもそれぞれのスタイルでいつでも楽しめる帯屋町商店街。ちょっとした休憩がてらに寄ってみるのもいいかもしれません。
最後に
いかがだったしょうか。
高知市は、観光地としてだけでなく、人や街の空気そのものが魅力でもあります。
街を歩くたびに新しい出会いがあり、どこにいてもかけがえのない時間を過ごすことができます。
実際に街を歩いてみて、どこか懐かしい雰囲気があり、高知の人々のあたたかさを感じることができる高知市は、県外出身の私にとって特別な街の1つとなりました。
ぜひ今回紹介したような場所を訪れてみて、自分だけの高知市を見つけてみてください。あなたの暮らしがより楽しく、思い出深いものになるでしょう。


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