MENU

90.今までのメンタルヘルス観をリ・デザイン~永国寺はらっぱフェス~

10月18日(土)に開催された永国寺はらっぱフェスに参加してきました!

この高知トラベルの記事では、永国寺はらっぱフェスの紹介と今回のイベントの様子をお届けしたいと思います。

始まる前の様子
目次

永国寺はらっぱフェスとは

「永国寺はらっぱフェス」は、高知県立大学永国寺キャンパス地域交流広場(緑の広場:はらっぱ)を中心に、さまざまなイベントを通して「自由な空間で、いろんな人と一緒に”元気の種”を見つけ、たねまきをする」プロジェクトです。

 そのために、いろいろな世代や背景、専門性をもつ教職員や学生、ボランティアスタッフが集まり、今までのメンタルヘルス観を「はずして、つくって、やぶいて、かいて」、リ・デザインしていくことを目指しています。

 気軽に立ち寄りたくなるような週末イベントと、メンタルヘルスに関するミニ講話やヒューマンライブラリー等を同時開催し、さまざまな背景を抱える人たちと共生し地域防災のつながりを創出していきたいと考えています。 

目的

 精神的な困難(メンタルヘルス)の問題は自分に関係ないと思っている人にも積極的にプロジェクトイベントへ参加してもらい、メンタルヘルスに関連する人・モノ・事に自然な形で触れることを通して、精神的な困難を経験してきた人とのつながりや共に在る場を創出する。これにより、誤解や偏見を持たれやすい人に対して、意識・無意識を問わずに抱いている偏見や忌避感が軽減され、メンタルヘルスへの理解や関心が育まれる機会を提供すること。

(引用:https://www.u-kochi.ac.jp/site/re-design/harappa.html

これまでのイベントの様子

2025年2月8日 プレイベント

・ダンボールアート

緑の広場でダンボールにペイントするイベントを行い、 音楽に合わせて、子どもも大人も自由に絵を描きました。

休憩した後は、ペイントしたダンボールを組み立て、小さな家(タイニーハウス)や迷路を作って遊びました。

・トークセッション「創る人と作る人」

アートセンター画楽 上田 祐嗣 氏と、高知県立大学文化学部 白岩 英樹 准教授によるトークセッションを行いました。

・ヒューマンライブラリー

ヒューマンライブラリーは、人が「生きている本」となり「読者(参加者)」へ貸し出す図書館です。この日は精神障がいをもつ人たちが「生きている本」となり、自らの経験を語りました。

2025年5月25日 第1回

・旗づくりワークショップ

地域交流広場では、旗づくりワークショップを開催し、子どもから大人まで多くの方にご参加いただきました。
参加者それぞれが自由に色を塗り、個性あふれる素敵な旗が完成しました。

・トークセッション「なぜ、一緒に旗づくり?」

アートセンター画楽 上田 祐嗣 氏と、高知県立大学社会福祉学部 玉利 麻紀 助教によるトークセッションを行いました。

・ヒューマンライブラリー

ヒューマンライブラリーでは、3名の「生きている本」がそれぞれの貴重な経験を語り、多様な考え方に触れることができました。

2025年6月22日 第2回

・トークセッション「ピアサポーターって何だろう?」

「ピアサポーターって何だろう?」をテーマに、高知市保健所の 上甲 由佳 様と、ピアサポーターの けん 氏をお招きし、トークセッションを行いました。

・ヒューマンライブラリー

ヒューマンライブラリーでは、「たっくんの52年の人生(たっくん)」、「僕の感じるこの世の仕組み(まぁくん)」、「なんじゃこの人生(tomo)」の3冊が貸し出され、読者(参加者)はそれぞれの貴重な経験、多様な考え方に触れることができました。

・カフェ

高知市越前町にある「十月」様にコーヒーを提供いただきました。

2025年7月19日 第3回

・トークセッション「日常がひきこもり」

「日常がひきこもり」をテーマに、高知県立精神保健福祉センターの 山﨑 正雄 所長と、ピアサポーターの つきゆび 氏をお招きし、トークセッションを行いました。

・ヒューマンライブラリー

ヒューマンライブラリーでは、「たっくんの52年の人生(たっくん)」、「「家族」というものへの想い、そして愛と言う名の執着(前編) (イオ)」、「17歳の秋祭り 酒の虜になりました(けん)」の3冊が貸し出されました。読者(参加者)は限られた時間の中、それぞれの貴重な経験、多様な考え方に触れることができました。

2025年9月20日 第4回

・トークセッション「ケアと読書と当事者と​​」

今回は「本」をテーマに、本学文化学部の白岩教授と、奈良県東吉野村で人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」を運営する青木海青子(あおきみあこ)氏をお招きし、トークセッションを開催しました。

・ヒューマンライブラリー

ヒューマンライブラリーでは、「なんじゃこの人生?(tomo)」、「「家族」というものへの想い、そして愛と言う名の執着(イオ)」、「まぁくんの感じるこの世の仕組み〜ボクの見ている「こっちの世界」と「そっちの世界」〜(まぁくん)」の3冊が貸し出されました。読者(参加者)は限られた時間の中、それぞれの貴重な経験、多様な考え方に触れることができました。

今回のイベントの様子

ここからは、2025年10月18日に開催された第5回永国寺はらっぱフェスの様子をご紹介していきたいと思います!

今回のプログラムはトークセッションとライブの二部構成です。

セッション1では、Capoeira Batuque Japao Kochi (カポエイラ バトゥーキ ジャパオ高知)によるカポエイラ体験が行われました。

第5回永国寺はらっぱフェスのご案内
カポエイラ体験の様子

参加者は、まず初めに基礎的な動きをいくつか練習し、次にリズムに乗せて一連の動きを繋げて繰り返します。

誰でも簡単にできるので、大人も子どもも楽しんで参加していました。

セッション2では、高知発のオリジナルバンド「パンダ製作所」による音楽ライブが行われました。

音楽ライブの様子

和気あいあいとした雰囲気の中で、観客も声を出したり体を揺らしたりして楽しんでいました。

セッション1とセッション2の間では、NPO法人地域文化計画 理事 中村 茂生 氏、カポエイラ バトゥーキ ジャパオ高知代表 徳永 洋平 氏、パンダ製作所 メンバー によるトークセッション「非言語のコミュニケーション」​が行われました。

ここでしか聞けないような興味深いお話が聞けたのではないかと思います。

あとがき

今回のイベントに参加して、楽しく活動することを通してメンタルヘルスに関する知識を少しでも深めることができたのではないかと感じています。

次回の永国寺はらっぱフェスは、2025年の11月15日(土)に開催されます。

少しでも興味がある方はぜひ足を運んでみてください!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次