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128.高知県「だんだんの里」と「氷室の里」で心が洗われた話。

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始めに│自己紹介・こんな方にこそ読んでほしい

ご覧いただきありがとうございます。高知県立大学に通う「ほね」と申します。この記事では、昨年私が大学主催のボランティア活動に参加した際に感じたあれこれを、実際の活動内容とともにつらつらと述べていきます。当方、日頃から記事作りというものに縁がない生活を送っているため、本稿にもところどころに拙い箇所が散見されるかもしれませんが、そのあたりは温かい目で見守っていただけると幸いです。

大学生活にも慣れてきたし、そろそろボランティア活動にでも参加してみようかな」「せっかく高知に来たのだから、地元ではできないような体験をしてみたいな」など、ボランティア活動、特に中山間地域でのそれに少しでも興味がある方にこそ、この記事をおすすめしたく思います。今回の舞台は、仁淀川町の「だんだんの里」といの町越裏門(えりもん)の「氷室の里」。名前はちょっと似ていても、全く異なる体験ができるこれらのボランティア活動を通じて、あなたも大学生活における新たな気づきを得てみませんか。

活動の動機│きっかけは浅ましい気持ちだった

普段から大学主催のボランティア活動の存在自体は把握しつつも、余暇との兼ね合いやアルバイトの都合などで参加を見送ってしまう日々。もしもそんな毎日を送る中で、「一泊二日」「宿泊費無料」「食事提供有」の三拍子が揃った夢のようなボランティア活動の案内が舞い込んできたとしたら、あなたは「なんてお得なんだ」と目を輝かせて食いつくかもしれない。

私の場合がそれだった。しかもその案内に記載されている宿泊先は、ネット上での評価も非常に高い旅館ときた。ただでさえ外泊というものに縁のない平凡な生活を送っていた私は、一寸の迷いもなく参加を希望する旨を高知県中山間地域対策課へ送信した。先方から返信が届き、ZOOMを使用した事前ミーティングも終え、活動日が訪れるのを待ち侘びる私の気持ちは日に日に高まるばかり。振り返ってみると、その時の私は、まるでサンタさんからの贈り物を心待ちにしながら期待に胸を膨らませる子どものようであった。もはや宿泊や食事を楽しむことこそが主な活動内容であり、実際のボランティア活動はそれに付随するおまけのような存在であるとさえ思いこんでいた。

 「だんだんの里」にて│無数のキャンドルと人々の活気が地域を彩る

すっかり秋も深まった11月某日。いよいよ「だんだんの里」でのボランティア活動当日。今回参加するのは、私を含めて県大生が3人、それに引率役の県庁職員を加えた計4人だ。実際に参加者と顔を合わせた瞬間、さすがにこれまでのような浮わついた気持ちは少々鳴りを潜めた。代わりに、これから始まる活動への緊張感と責任感が静かに芽生え始めた。

高知駅から今回の目的地である吾川郡仁淀川町までタクシーで約1時間半。長く狭い山道を抜けた先に「だんだんの里」はあった。

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