「帯屋町」や「ひろめ市場」を満喫したら、「あたご商店街」界隈をに行ってみませんか。「天災は忘れた頃にやってくる」という格言を遺した寺田寅彦の出身小学校、高知市立江ノ口小学校もすぐ近くにあります。ローカルで歴史ある商店街界隈をお散歩してみませんか。
あたご商店街って?

あたご商店街はJR高知駅にほどちかい南北に伸びる長~い商店街。よさこい祭りの競演場にもなっています。古くから地元の人々に親しまれています。
【あたごまち】のネオン看板が街のシンボルです。「あたごまち」のアーチは、以前は夜になるとネオンが灯っていました。現在は故障のためなしというのが、少し残念です😿このネオンが全部灯ったら幻想的でしょうね
JR高架下では毎週、金曜日に「金曜市」が開かれています。商店街にはお肉屋さん、パン屋さん、「あたごのハロッズ」と言われる広松百貨店などなどがあります。1970年代の地元小学校・中学校は高知県で一番生徒数が多い界隈でした。「モスバーガー」の高知初出店の街でもあります。1964年には愛宕商店街振興組合が設立され、アーケードがあって多くの人で賑わっていて、最盛期にはなんと!120の店舗が並んでいました。
店舗数は減少しましたが、最近は新しいお店も仲間入りしています。おしゃれなランチやアフターヌンティが楽しめるお店、こだわりのラーメン屋さん、天むすのお店、昭和な雰囲気の古着屋さん・・・などなどレトロなお店、Newなお店をぶらぶら覗いてみませんか。






元たこ焼き屋さんを改造した「無人1棟貸ホテル」
商店街にはホテルもあります。無人1棟貸ホテル「ライフスタイルホテル・イチ」です。ホテルとは気がつかない佇まい。もともとは、たこ焼きとアイスクリームを売っていた地元の子どもたちに人気のお店でした。”ライフスタイルホテル”とはここ数年広がっているコンセプトのあるデザイン性の高いホテルのことで、2019年のオープン当初は高知で初の無人ホテルとしてオープンしました。ホテルの名前「イチ」は良心市をイメージしているそうです。
オーナーの森田健太郎さんは元ホテルマンで自分の理想のホテルを作ろうと国内外を旅しました。ゲストハウスでのアクティビティのような、知らない人との交流は苦手で、一人でもゆっくりくつろげるのがいいなとの思いから、こちらの宿泊施設を作りました。こちらのホテルは非接触型でチェックインからアウトまでスマホ一つでオッケー。誰とも会うことがありません。
チェックインはスマートキーシステム。事前に宿泊予約者のスマホに送られてきた予約コードをホテル入り口のタブレットに入力してスイスイとチェックイン!
ホテルは定員5名でグループや家族の利用などに最適!もちろん一人でもオッケー😊。洗濯機なども完備しているので、まるで自分の家のように過ごせます。
インテリアは、猫足のお風呂や、アンティークミシンを改造した洗面台などなど・・・随所におしゃれな雰囲気でくつろげそう。

令和7年3月には高知県東部・奈半利町にも1棟貸「朔」も開業しました。しっくいの映える古民家ホテルです。



ミニキッチンもあるので地元の金曜市や有名な日曜市で買った食材も調理できます。フライパンやお鍋、土佐打ち刃物のよく切れる包丁もあります。
提携している仕出し屋さんから土佐皿鉢料理をデリバリーもできるプランもあります😊
【ライフスタイルホテル・イチ】
高知市愛宕町2丁目19ー1
℡088-819-1355
E-mail:life-style@hotel-ichi.sakura.ne.jp
https//life-style29.wixsite.com/hotelichi
1日1組限定 定員5名
宿泊料金は季節によって変動します。
【朝活】あたご商店街近く神社でラジオ体操!
あたご商店街の近くにある「小津神社」。年中無休で境内でラジオ体操を行っています。午前6時半から10分間の体操タイム。広い駐車場も完備しているので、遠くからわざわざやって来る人もいます。
例えば・・・
「ライフスタイルホテル・イチ」で泊まった朝は、ラジオ体操に行ってみるっていうのもいいですね。
【小津神社】
ラジオ体操は毎朝6時30分から10分間。参加無料
高知市幸町9-1
℡088-873-6602

あたご商店街は交通のアクセスもバッチリ!
あたご商店街には高知の中心地やイオンに向かうバス停がありどこに行くのにもとっても便利。もちろん徒歩でもオッケー!高知市中心部の帯屋町、ひろめ市場、高知城も徒歩圏内です。JR高知駅もすぐ近くにあるし、駅にはレンタサイクルもあります。いろいろな交通手段があります😊

あたご商店街界隈のお散歩のおともに、ピッタリな本!

著者は、愛宕町生まれ、在住の里見和彦さん(里見デザイン室)。高知県立牧野植物園のリニューアルに際し、「牧野富太郎記念館」の展示設計を手がけ、1999年より同園の展示デザイナーとして勤務し牧野富太郎と植物の魅力を発信し続けた方です。
「定年のデザイン」は2018年夏から2019年末にかけて高知新聞に毎週水曜日に連載したエッセーです。里見さんは牧野植物園退職後、自宅で「里見デザイン室」を始め、仕事にメリハリをつけるために”自宅への通勤”を始めました。そんな日々と愛宕の魅力を綴った一冊です。
コースがいくつかあり愛宕町界隈や地元再発見の魅力が光ります。里見さんが描いた温かみのある愛宕町界隈の地図、高知市の地図なども添付されています。
里見さんの通勤コースは・・・いくつかあって
”北回りコース”は里見さんの自宅~江ノ口小学校(里見さんの母校)~久万川~愛宕商店街~里見さん自宅
”西回りコース”は里見さん自宅~小津神社周辺~里見さん自宅
これらを基本に自宅へ通勤しているそうです。通勤途中に気づいた街の様子、近所の公園や道ばたの植物などを綴っています。

あたご商店街にほど近い「ひょうたん公園」は里見さんの著書「定年のデザイン」にも「ポラーノの広場」と名付けられて登場します。江ノ口小学校の東隣にあります。
初夏には一面にシロツメクサが広がり、歩くとハーバルな香りが心地良いです😊

本のなかで”愛宕のハロッズ”と名付けられた「広松百貨」。
家庭用品、雑貨など、それはそれはたくさん、いろんなものがあります。
こちらの本は、あたごのお散歩が楽しくなる情報が満載。自分の住む街の再発見にもつながりそうなヒントもみつけられそうな一冊です。
【定年のデザイン】里見和彦著
リーブル出版 定価2200円
B6変形判 324ページ
おわりに
江ノ口地区という地域にある「あたご商店街」は高知市のなかでも歴史ある地域です。商店街のみなさんも温かい人柄の方々ばかりです。お散歩に来ませんか。
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