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(104)高知の観光地「龍河洞」

龍河洞は高知県香美市にある鍾乳洞で、山口県の「秋芳洞」岩手県の「龍泉洞」とともに日本三大鍾乳洞の一つに数えられています。1931年に発見されたこの鍾乳洞は、1934年には国の天然記念物および史跡に指定され、2007年には日本の地質百選に認定されました。洞内からは弥生土器が出土しており、弥生時代の人々の生活の痕跡が残る史跡としての側面も持っています。鍾乳洞の総延長距離は約4キロメートルですが、そのうちの約1メートルが観光客に開放されています。洞内は地下水の影響で足元が濡れているため、ずっこけないように注意が必要です。

ユニークな鍾乳石たち

・鮭の石

鮭の石は龍河洞内にある鍾乳石の一種ですが、その名前どうり鮭のような見た目をしています。人工的に作られたように見えますが、そのようなことは一切なく自然の力でつくられました。奇怪な見た目から、目を引かれる人が多く龍河洞内でも屈指の写真スポットになっています。

・裏見の滝

裏見の滝は高さ6メートルの石柱のことです。この鍾乳石は滝のように見える見た目に加えて、裏手に回ることが出来ることから裏見の滝と命名されました。この石からはまるで龍安寺の枯山水のような優雅さを感じ取ることが出来ます。高さ6メートルと巨大なため下からの光景は圧巻です。

・記念の滝

鍾乳石からは少し離れますが、この記念の滝も洞内で重要なポイントの一つです。この滝は洞内の入り口から約700メーター付近でみることができ、高さ11メートルで洞内最大の滝になっています。先述の滝とは異なり本物の滝です。1931年に山内浩氏と松井正実の両名が前人未到の滝の上部を探索しその奥に広がる大規模な鍾乳洞を発見しました。このことから「龍河洞」探索の礎になった滝は、記念の滝と呼ばれるようになりました。実際に行ってみるとひんやりしている洞窟内でも特にひんやりしていました。青くライトアップされていてとても綺麗でした。

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・洞内の様子

洞内では下の写真のようにライトアップされた様子を楽しむことが出来ます。鍾乳石の個性に合わせてライトアップの色が少し変わっていることに気が付くと思います。おかげさまで雰囲気も相まって冒険気分を味わえます。洞内には様々な鍾乳石が存在しているので、きっとお気に入りのスポットや鍾乳石が見つかると思います。

最後に

「龍河洞」について写真と合わせて紹介してきましたが、まだまだ紹介しきれていないポイントがたくさんあります。「龍河洞」には当日受付と事前予約受付のコースを合わせて三つのコースがあります。「観光コース」は当日受付が可能ですが「冒険コース」と「西本堂コース」は事前受付が必要な点は注意しなければいけません。料金は「観光コース」が大人高校生以上で1200円、12歳~17歳までの方が700円、11歳以下のお子さんは550円となっています。営業時間は11月末までは8時30分~17時ちょうどまで、12月からは8時30分~16時30分までとなっています。初めて「龍河洞」を訪れるという方は「観光コースを」お勧めします。さて、あらかた紹介できたので最後の最後にちょっとだけ「龍河洞」とその周辺についてお話したいと思います。初めて「龍河洞」を観光するという方へ、「龍河洞」を観光するにあったって気を付けなければいけないことがあります。それは意外と出口まで行くのに時間がかかるということです。「観光コース」の総距離は1キロメートルほどなので遅く見積もっても20分くらいかと思われると思いますが、高低差や道が狭かったりするため倍の40以上はかかります。くれぐれも途中でリタイアしないようお気を付けください。「龍河洞」周辺にはちらほら商店が見受けられ、食事をとることもできます。謎壺屋という不思議なお店もあるそうです。「龍河洞」もその周辺エリアも魅力がたくさん詰まっているので、ぜひとも訪れていただき思い出に残してもらいたいと思います!

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