ヘソ出しにダメージデニム、ルーズソックス、たまごっち、トモコレ、love&ベリー、ヒョウ柄のキティーちゃん…などなど平成ブーム真っただ中の昨今、y2kやギャルファッションと呼ばれる1900年代後期~2000年代初期に流行したファッションや文化に魅了されてやまない若者たち。その中には実際に平成の時代を生きていた若者に憧れ、今ではすっかり過去の遺産になってしまった平成特有の文化に感化され、「自分もこうなってみたい!」と思い立つ人々も少なくありません。ここでは筆者もあこがれた平成ギャル文化を4つほどご紹介していきます!
①デコ電
平成時代の若者、特にいわゆる「ギャル」と呼ばれる、派手なファッションに特徴的なメイクを施した彼女(彼)らはガラケーにラインストーンや様々なデコパーツを駆使し、思い思いの模様やデコレーションを施していました。デコレーションはガラケーに限らず、ライターやパソコン、dsなど多くの持ち物を装飾し、デコレーション専門のショップができるほどの勢いでした。

②ギャル御用達ブランド
平成を生きたギャルたちは「ガングロギャル」「姫ギャル」「原宿系」など多くの系統に分類され、おのおのの系統で人気のあったブランド品を身につけることが一種のステータスでした。
主な人気ブランド
1,D.I.A(ダイア) 露出が多く、セクシーで強気なデザインが人気のブランドで、「強めギャル」など多くのギャルの憧れのブランドでした。すでに廃盤になっていますが現在でも人気のブランドです。
2,CECIL MaBEE(セシルマクビー) 元祖お姉さま系ファッションで多くの層から人気を博したブランド。浜崎あゆみや安室奈美恵など平成の歌姫も愛用していました。
3,LIZLISA(リズリサ) レースや派手な花柄のワンピースなど姫系のアイテムで人気を博した現在も人気のブランド。おもに姫ギャルにドンピシャのブランドでした。
4,ARUBA ROSA(アルバローザ) ハイビスカス柄で一世を風靡した、黒ギャルなどに人気だったブランド。ギャルといえばハイビスカスのイメージのもとになったと言われます。
me jane(ミジェーン),LOVE BOAT(ラブボート),COCOLLULU(ココルル)…などなどその他多くのブランドが平成ギャル文化を支えていました。ファッションブランドで洋服を購入した際にもらえるショップ袋、通称「ショッパー」も人気を博しており、女子高生(コギャル)の間ではショッパーの交換会まで行われていたほどです。
③ホムペ
平成のコギャルたちの間では「nano-ナノ-」や「@peps!」などといった無料のホームページ制作サイトでHTMLを駆使し、オリジナルのホームページを作ることが流行していました。ホームページでは自己紹介ページや質問ページを作り、日記やリアルタイムと呼ばれる、今でいう「ツイート」で日常の様子を報告したりといろいろな機能が充実していました。ホームぺージ運用には暗黙のルールがあり、「クラスメイトのホムペに初めてアクセスしたらコメントをする、7777などキリのいい数字でアクセスしたらコメントを残す(キリ番踏み逃げ禁止)などさまざまだったようです。また、ホムペを自分好みに改造するため、本格的にHTMLを勉強したり、「素材屋」と言われるホムペをデコレーションするための素材を集めて提供する人もいたようです。
④盛り髪
雑誌「小悪魔ageha」に掲載されたことで人気になった盛り髪。盛り髪には上向きに盛るアップ、下向きに盛る「ダウン」の2種類に分けられ、カール、ストレート、内巻き、外巻き、mix巻きなど様々なスタイルがあり、イベントやショーアップ用に「メガ盛り」と呼ばれる渦高く盛られた進化バージョンもあったようです。また、「スジ盛り」と呼ばれる内側の毛をふわふわに逆立て表面の毛を幾本かのスジのように固めるヘアスタイルが流行しました。スジ盛りはギャルだけでなく「ギャル男」やホストたちにも人気で、ホストの出勤時間に合わせた美容院は大盛況でした。盛り髪には一般的なヘアスタイルと違ううえに高い技術が必要で、盛り髪専用の「盛り師」と呼ばれるカリスマ美容師も存在しました。そういったカリスマ美容師がセッティングした雑誌に掲載されるような髪型は「昇天ペガサスMIX盛り」「トルネード花魁アップ」「京都どすえ盛り」など派手でユニークな名前が付けられました。
などなど平成のギャルといえばコレ!といったものを紹介してきましたがいかがだったでしょう!平成ギャルに少しでもロマンをお持ちの方はここでは紹介できなかった「パラパラ」などぜひほかの文化やギャルっぽいことを調べてみてください☆彡
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