みんな大好き高知県立のいち動物公園
動物たちの生息地を再現した展示で有名なほか、飲食物の持ち込みもでき、家族や友人と遠足気分でのお出かけにも最適。
ただ、1つ気になることが…
動物公園の向こう側の山頂付近になにやら怪しげな建物…

西洋風のお城のようですが、ポツンとたたずむ様子が不気味にも感じられ、好奇心をそそる…
気になって、気になって、眠れない日々が続く(続かない)
そこで、今回は、香南市の三宝山の山頂にあるお城のような建物について調べてみた。
高知市中心部から車で40分ほど東へ。
見えてきた。今回のターゲット。

遊園地か。ホテルか。はたまた何かの資料館なのか。
何かの資料館だとしたら、何の資料館なのか。
大きな城門があって、城の廊下には西洋の甲冑があって…
妄想が暴走する。
のいち動物公園に華麗なスルーをかまして、さらに突き進む。
道路の両側に鬱蒼と木々が生い茂って、やや薄暗い。


いい雰囲気。
この先に待ち構えるあの城の正体をこの目で確かめてやる。気合いを入れて突き進むこと1分。

もうこんなに近くに来てしまった。思ったより近い。
さらに進むこと1分足らず。

想像した10倍は近かったが、とうとうヤツが目の前に。あと数百メートル走ればヤツの正体が判明する。
いざ。

申し訳ございませんでした。
よくよく考えてみれば、日曜の昼下がりにもかかわらず、ほとんど車とすれ違うことがなかったわけで、こうなることはわかっていたのかもしれない。
なんの収穫もなく帰路に着こうとしたところ、工事の内容が記載された看板が。

どうやら山の麓にあるアクトランドの多目的広場がここに造成されているようだ。
かつては何らかの施設であったであろう寂れた城が、新たに生まれ変わろうとしているらしい。
工事が完了した暁には、またここに来よう。

帰り道の眺め。ほとんど畑と田んぼしかないのも、高知らしくて良い。
動物公園から車で数分走るだけでこんなに良い景色が見られるなら、ドライブついでに車を走らせてみるのもいいかもしれない。
こっちまで来たついでに動物公園にでもよって帰ろう。そう思い動物公園の入場ゲートでチケットを買っていると、、、

まさか、ヤツの正体をここで知ることになろうとは。
わざわざ掲示してあるということは、動物公園を訪れる人たちのうち、あの山の上の城に興味を持つ人は少なくないのかもしれない。
帰宅後、インターネットで調べてみると、
・1974年、龍河洞スカイライン開通に合わせて開設され、レストランや遊園地を併設したレジャー施設だった
・開設当時は、西洋の古美術品を展示していた
・1993年、四万十川ブームを機に、四万十川の動植物などを紹介する四万十の風という資料館に改装された
・龍河洞スカイラインが県に一般道として譲渡されたことに伴い、1997年から2003年にかけて、各施設が閉園、解体された
・2018年3月末までに「香南市三宝山観光拠点化基本計画」を策定し運営事業者を決定することが香南市より発表され、この中でシャトー三宝は「市のシンボル」として言及され、今後共保存していく方向が示されている
・道なき道をトレッキング装備で突き進めば敷地内まで入れないことはないらしい(危険であることに加えて不法侵入になると思われる)
などなど色々な情報に出会うことができた。
今後、どのような姿に生まれ変わるのか、またひとつ気になることができてしまった。
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