高知にはいうまでもなく様々な自然が広がっており、高知の自然は、色々な五感を通して私たちに生きる喜びや活力を与えてくれるだろう。高知にきてカツオのたたきを食べて帰るそんなもったいないことはしてほしくない。そこで、高知に来た時、広大な自然を余すことなく堪能するために、読者諸君のために欠かすべきでない高知の自然三選を紹介しようと思う。
第一選 文旦

この黄金に輝くみずみずしい果実は、文旦である。文旦を知らない人に説明すると文旦は東南アジア原産で柑橘(かんきつ)類の中では最も大きく、1個2kg以上になる品種もある。国内生産量の90%近くを高知県が占め、高知県の特産品ともいえる果物です。根強いファンが多く、さわやかな甘みとすっきりとした上品な香り、があるのが特徴である。しかも文旦は皮が厚く、保存にも向いているためミカンや柚子といった通常の柑橘類よりも保存がきく。保存方法は、乾燥を嫌うので皮がしぼんでしまうのを避けるため、ポリ袋に入れて室内の涼しいところに置いてほしい。しかし文旦は熟してないとすっぱくて甘くないので、甘くなり熟すまでおいておく、その点を留意しておいてほしい。
次に文旦の種類に着目したいと思う
土佐文旦は収穫したては酸味がとても強いため、12月~2月にかけて収穫し、 1ヶ月ほど貯蔵して追熟・減酸させてから出荷するみかんである。
2月下旬~3月初め頃に出荷する土佐文旦は、適度な酸味があり、シャキシャキした歯触りを お楽しめる。 3月下旬頃から4月頃になると酸味が抜けて、次第に甘みを感じやすくなる。筆者が思う最高の文旦の食べごろは正にここである。 しかし酸味がお好きな方は出始めのものを食べるのもいい。けれどもやはり、酸味が苦手な人はシーズン後半のものをおすすめする。
次に高知では水晶文旦が栽培されている。この品種の特徴は名前にも刻まれている果肉が非常に透明で光を通すような美しい見た目をしている。
ここで読者諸君が気になっている点について述べようと思う。そう、結局土佐文旦と水晶文旦は何が違うのかという点である
まず見た目という点で土佐文旦と水晶文旦は異なっており、土佐文旦は果肉が淡い黄色に対して、水晶文旦は果肉が水晶のように透き通っている。
次に品質基準という点で異なっており、土佐文旦は特定の基準を満たしていなくても、高知県産であれば「土佐文旦」として出荷されているのに対し、水晶文旦は糖度や果肉の透明感など、細かな基準が設けられている。加えて、出荷量が限られており、贈答用の高級品として扱われることが多い。
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しかしここで、文旦を食べるうえで留意すべき点をいくつかあげようと思う。一つ目は種があることである。もちろん筆者なりの見解だが、柑橘系の果物に種がないに越したことはない。 しかし文旦に種があるのは育成上仕方のないことなのである。土佐文旦は花粉が多く、自家受粉(何もしなくても自分で受粉する)があるので、種がたくさんできる。 自家受粉でも実をつけますが、きれいな丸い形にならなかったり、大きくならなかったりするのである。
そのため、5月初旬ごろの開花時期に人工授粉を行い、丸くて大きな種のたくさん入った実をつけるよう、育てる。 土佐文旦はわざとに種が入るように育てるのだ。
もう一つの留意点は、柑橘系の果物食べるとき避けて通れないのが皮をむくという行為である。文旦は前段落で記述した通り、皮が厚いため親指が痛い。そこでおすすめの食べ方として、アルベドのところにスプーンを差し込み、ぐるりと一周させるときれいにむくことができる。
文旦好きになってくれよな。
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次に龍河洞という観光スポットを紹介しようと思うよ。
高知市中心から車で約40分東に位置する香美市にある石灰岩でできた鍾乳洞のことである。全長約4㎞の巨大な鍾乳洞は、山頂付近の盆地にたまった雨水が1億7,500万年ものとてつもない歳月をかけてつくりだしたとされている。
次に龍河洞の魅力についてみていきたいと思う。龍河洞の魅力とはやはり歴史的価値を感じられる点であろう
神の壺は、石灰華(炭酸カルシウムの沈殿物)に包まれた壺のことであり、約2,000年前に弥生人がこの鍾乳洞で生活をしていた証なのだ。
また、この壺は鍾乳洞とつながって一体化しているものとして世界で唯一の資料として学術的に高い価値を持っている。
この龍河洞では、どの季節でも洞内の温度が15度程度で保たれており、一年中過ごしやすいことから弥生人の居住スペースになっていたのだろう。
ぜひ、歴史を肌で感じてみてほしい。
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これまで高知の魅力をつずってきたのだが、高知の自然の魅力は伝わっただろうか、今回紹介したものは高知の広大な自然のほんの一部であり、すべてではない。残りの魅力はあなた自身で見つけてほしい。それでは。
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