腹ペコな大学生も大満足なおすすめの高知グルメを3選ご紹介します!
①生ガツオの握り
高知のグルメといえばカツオのたたきを想像する方も多いのではないでしょうか?しかし、私がおすすめするのは生ガツオの握りです。
まずカツオには「初鰹」と「戻り鰹」という種類があります。まずカツオは太平洋から黒潮にのって北から泳ぎ、また南海へと戻っていきます。北上する途中で獲れるカツオが「初鰹」と呼ばれます。初鰹の旬は4月から5月ほどだといわれています。一方で、北上することができたカツオは栄養価の高い餌をたくさん食べて成長し、脂身たっぷりの魚になって戻ってきます。これが「戻り鰹」と呼ばれ、旬は8月から9月ごろです。戻り鰹の脂身は初鰹に比べて10倍以上もあり、「トロ」と表現されることもあるくらいです。
では握りを食べるなら初鰹と戻り鰹のどちらが適しているのでしょうか?もしさっぱりとした握りを食べたいなら初鰹がおすすめです!刺身をあまり食べないような方でも癖がなく、食べやすいのが初鰹です。逆に脂身のあるトロのようなくちどけ感を味わいたい方は戻り鰹を試してみることをおすすめします!
鰹の握りは米も相まって想像する以上に満腹になります。おなかがペコペコな時にぜひ食べてみてほしいです!

②鰹のちらしずし
みなさんはカツオのちらしずしを食べたことはあるでしょうか?
かつおのちらしずしはお店で食べるのはもちろん、お家で作って食べてもおいしい一品です!見た目が豪華なので、みんなでパーティーをするときにもおすすめです。今回はそんな鰹のちらしずしのレシピをご紹介します。
<2人分>
ごはん 300g
かつお(刺身用) 150g
醤油 大さじ1.5
ごま油 大さじ1
レモン汁 小さじ1
すりおろし生姜 小さじ1/2
大葉 4枚
酢 大さじ2
砂糖 大さじ1.5
塩 小さじ2
1.大葉を粗みじん切りにし、半量ずつに分けます。
2.鰹の水分をキッチンペーパーでふき取り、1.5㎝ずつに切り分けます。
3.ボウルに醤油とごま油を混ぜ、カツオと和えます。ラップをかけて冷蔵庫で15分ほど放置します。
4.別のボウルに酢、砂糖、塩を入れて混ぜ、ご飯と大葉を混ぜ合わせます。
5.ご飯とカツオを混ぜ合わせれば完成です!
下味にレモンのきいた鰹と大葉がよく合ったちらし寿司は絶品です。こちらも満腹感が得られ、彩りもよいのでおなかが減っている人におすすめです!

③ウツボのから揚げ
みなさんはウツボのから揚げを食べたことはありますか?私は高知に来てから初めて存在を知り、ウツボを食べることにだいぶびっくりしたのを覚えています。
しかしウツボのから揚げは高知県民のソウルフードともいわれており、鶏肉のような淡白さと、癖のないさっぱりとした味が魅力で、個人的には白身魚のような味だと思います。今でこそ様々な調理方法で食べられていますが、ウツボは「海のギャング」と呼ばれるほど獰猛で鋭い歯を持ち、表面の独特のぬめりと全身に密生する小骨のため、おいしく食べるには熟練の職人による技術が必要不可欠でした。そのため、かつてウツボは下の魚として値段が安く、一部の地域でしか食べられていなかったといいます。しかし次第にそのおいしさが広まり高級魚としての仲間入りを果たしたそうです。秋から冬にかけてが旬で、この時期のウツボには特に上質な油とうまみたっぷりのコラーゲンが凝縮されています。ウツボはそのおいしさだけではなく滋養食品としても優秀で、良質なたんぱく質やカルシウム、鉄分などが多く含まれています。歴史としては、ウツボは秋の神祭に「これがないとおきゃく(宴会)にならん」といわれるほど、土佐市、須崎市、高岡郡中土佐町で古くから食されており、土佐市が発祥の地として有力であると伝えられています。現在では縄漁での破格が一般的ですが、昔、竹籠でウツボ漁をするようになった時、土佐市では籠が手に入らず、須崎市まで出向いて注文するようになり、ウツボ料理が広まったようです。ウツボが高知市内の鮮魚店に出回り、料理店でも仕入れるようになったのは昭和30年代からだといいます。家庭ではさばくことのできない魚のため、専門の技術を持った職人が小骨を取り除いてくれたものを買い求めるのが一般的です。
本当に食べやすい味で、ウツボのたれとご飯がよく合うので、ドカ食いしたいときにもってこいの一品です。

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