1,室戸廃校水族館

2018年に、高知市旧椎名小学校を改修して誕生した水族館です。 運営管理は特定非営利活動法人「日本ウミガメ協議会」のメンバーが行っています。魚の展示としては、主に屋外のプールと室内の水槽で魚が泳いでいます。また、当時の机やいすなどをそのまま残しているため、水族館でありながら学校の雰囲気も味わうことができます。館内には水槽が置かれているほか、年中無休で、入館料は高校生以上が600円、小・中学生が300円、小学生未満は無料です。また、室戸市民のみ割引があります。
屋内は学校の雰囲気をほぼそのままに残している場所と、ほぼ改築して他の水族館のような本格的な場所にしているエリアに分かれます。後者には地元の定置網にかかったカメなどがゆったりと泳いでいます。廃校となった学校の雰囲気を味わいつつ、水族館としての本格的な展示も楽しむことができる唯一無二の水族館です。
私はこの水族館に行った際、ぶりくじというものを見つけました。一回1000円でくじを引き、当たった内容に応じて違う大きさのぶりのぬいぐるみをもらうことができます。4等~特賞まで存在しますが、私は4等しか当たりませんでした。しかし、私の前にいた子供が1等を当てており、とても大きなぬいぐるみを両手で担いでいました。色合いが綺麗で、眺めていて飽きません。また現在は、「出張!ぶりくじ」というプロジェクトも行っています。
須崎市のマスコットキャラクター「しんじょうくん」がブログでこのぶりくじを体験している記事もあるので、そちらもご覧ください。同じ高知県のゆるキャラである「くろしおくん」と一緒にくじを楽しんでいます。 https://shinjokun.com/9460/
2、海洋堂ホビー館

このホビー館は、平成二十一年度に廃校になった打井川小学校の体育館を改築してつくられています。門外不出のプラモデルコレクションやフィギュアなどの、あらゆるホビーが所狭しと展示されており、360度どこを見渡してもホビーで埋め尽くされています。
私が実際に行って見学した感想は、ホビーに新しいものや隅から隅まで新品のものは存在せず、それが却って奥行きを出していると思いました。いつ、どのような形でこのホビー館に流れ着いたのか、それを想像しながら楽しむことも一つの手です。
私が見た中で特に印象に残ったホビーは、ウルトラマンのフィギュアです。少なくとも実際に見た中では最も種類が多く、大きさも様々でした。また、自分が見たことのないモデルのものも多数存在し、あまり詳しくない自分でも、マニアにとっては貴重な品であるということが伝わってきました。ほとんどは全く見たことのない、知識の外側にいるホビーばかりでしたが、唯一親しみのあるウルトラマンだったからこそ、より歴史を感じられたと思います。
これらの廃校となった学校を改築した場所は、他の観光地にはない味わいがあります。しかし、これは写真や映像で見るのではなく、実際に行ってみないと十分に伝わりません、写真で写りきらない天井や壁の質感、古びた内装に新しい展示が置かれるアンバランスさなど、実際に見たからこそ感じ取れる要素はたくさんあります。チープさはなく、本格的な展示も楽しめるので言って損はしません。
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